美唄の米の魅力を発信。美唄青年会議所「おにぎりプロジェクト」

プロジェクトを主導する、貞広樹良さん。

プロジェクトを主導する、貞広樹良さん。
 美唄青年会議所では、地産地消・食育・まちの活性化を目的とした「おにぎりプロジェクト」を展開している。まずは昨年、「おにぎりコンテスト」と題して美唄産の米をつかった、美唄らしいおにぎりを広く一般市民から公募し、市民投票によって優勝を決めた。
 市民参加型でのご当地メニューの商品開発を想定して実施されたもので、これを「美唄おにぎり」と命名した。このプロジェクトの責任者である、美唄青年会議所田舎の底力発信委員会委員長の貞広樹良さんにお話をうかがった。貞広さんはご自身も米を生産している農家であり、このプロジェクトに対する意気込みも強い。

 美唄市の米の収穫量は、道内で第4位。おぼろづき、ななつぼし、ふっくりんこなど高品質で食味の評価の高い米が作られている。美唄市民にも地元の米の美味しさを再認識してもらい、消費を高め、地産地消をすすめていくとともに、市内飲食店との連携による街おこしにつなげることが狙いだ。
 おにぎりという日本人の食文化に定着している最も身近ともいえる食品を採用することで、誰にでも気軽に食べてもらうことができるという利点もある。小さな子どもでも簡単に作ることができるので、食育の推進にも貢献してくれるのだ。
 コンテストにより「美唄おにぎり」というカテゴリを確立し、今後は飲食店でのメニュー化と体験イベントによる認知度の向上を図る。ご当地メニューとして定着させるために、美唄おにぎりとは美唄産の米を使っていることのみを条件とし、市内の飲食店でのメニュー化を働きかけていく。また、市役所との連携事業の中でもおにぎりを題材とした食育イベントを展開していく予定だ。
 現在、以下の市内3店舗の飲食店においてこのおにぎりを食べることができる。飲食店で提供されるおにぎりは、それぞれの店のオリジナルのもの。どの店舗も市民だけでなく観光客も多く訪れるので、ご当地メニューとしてのPR効果も期待されている。今後、市内ではそれぞれの飲食店の個性を生かした「美唄おにぎり」が、美唄米の魅力を広めてくれそうだ。

たつみ 「焼きおにぎり」

焼きおにぎり。炭火焼きで香ばしい。上に乗っているのはバター。

焼きおにぎり。炭火焼きで香ばしい。上に乗っているのはバター。
美唄の老舗焼き鳥店である「たつみ」の美唄おにぎりは、炭火で焼いた「焼きおにぎり」。
美唄青年会議所が、市民目線で地域に密着した街づくり・地域振興の活動をしていることに賛同し、このおにぎりプロジェクトに参加したという藤本社長にお話をうかがった。
おにぎりの表面にはたまり醤油と日本酒をしっかりと塗り、焼き鳥を焼くように炭火で15分ほどかけて両面をじっくりと焼く。立派な一品料理といえるほど本格的な焼きおにぎりである。中の具はおかかととろけるチーズ。こんがりと焼かれたおにぎりにはバターが乗せられ、コクと風味が加わる。
実は10年ほど前から、焼きおにぎりというメニューはあったのだが、このプロジェクトへの参加を期にリニューアルしたそう。米の消費量が年々低下していく中、若い客層にも美唄のおいしい米を使ったおにぎりを食べてもらいたいと、彼らに好まれるようなインパクトのある味付けにした。

中のチーズの溶け具合が最高!

中のチーズの溶け具合が最高!
 使用している米は美唄産の「おぼろづき」。美唄が美味しい北海道米の産地として再認識されるきっかけとなった品種だ。たべてみると外側はパリパリと香ばしく、内側はおぼろづき特有の粘りによるもっちり感が楽しめる。炭火で焼いたたまり醤油のコゲの香ばしさと、トロリとしたチーズの食感が絶妙で、美味しい焼きとりとお酒と一緒にいただくにはピッタリの味だ。さらにこのおにぎりには、焼き鳥専門店だからこその「ひと工夫」が加えられている。この味の秘密は食べてからのお楽しみ。一口食べると「たつみらしい!」と感じることのできる味わいを、ぜひ確かめてほしい。

このおにぎりを食べることができるのはランチタイム終了後の15:00~。価格は2個で420円。
店名/たつみ
住所/美唄市西1条南1丁目1-15  TEL0126-63-4589
営業時間/11:30〜21:00(火曜15:00〜) 休日/不定休
URL http://www.bibai.net/tatsumi

クックカフェ「塩ハスカップおむすび」

塩ハスカップおむすび。まろやかな酸味が人気。

塩ハスカップおむすび。まろやかな酸味が人気。
こちらのおにぎりは、美唄の特産品であるハスカップを使った「塩ハスカップおむすび」。
一見、シンプルな普通のおにぎりだが、何と中の具にハスカップを使っているのだ。ハスカップといえば、美唄が生産量全国一を誇る作物だ。この美唄産のハスカップをペースト状に煮詰め、塩とゴマ油で風味をつける。ゴマ油を入れることでハスカップ特有の強い酸味がまろやかになり、誰にでも食べやすくなっている。おにぎりの具に合うようにと試行錯誤を経て、このゴマ油に行きついたそう。さらに、このハスカップペーストのうまみを引き立てるために、ごはんには塩昆布と白ゴマがまぜこまれている。シェフの的場さんのこだわりの一品だ。
ハスカップといえばジャムやスイーツのイメージが強いため、注文の際に食べるのを迷うお客さんもいるが、食べると皆その意外な美味しさに驚いているよう、と店長の岸さん。当初はハスカップの収穫時期のみの提供予定だったが、非常に好評なため、通年いただけるメニューにした。

おむすび膳。お味噌汁と日替わりのお惣菜がつく。

おむすび膳。お味噌汁と日替わりのお惣菜がつく。
 米は美唄産の「ななつぼし」。冷めても美味しくいただけるお米を使っているので、テイクアウトでも美味しさは損なわれない。
食べてみると、梅干しよりも角がなくてまろやかだが、果物らしいフレッシュな酸味が意外なほどごはんに合って驚いた。塩昆布と白ゴマが混ぜ込まれているので風味もよく、お米の甘みや美味しさを楽しむことができる。

このおにぎりを食べることができるのは、11:00~17:00。「おむすび膳 600円」として提供される。おにぎり単品だと100円で、テイクアウトの際は箱の代金を含めて130円。

店名/クックカフェ「旅の途中に…」
住所/美唄市東1条南2丁目2-2 TEL0126-63-1333
営業時間/9:00〜18:00(土日祝9:00~17:00)
休日/無休

また、藤観光では「とりめしおにぎり」をいただくことができる。数量限定で、無くなり次第終了なのでご注意を!

店名/レストラン藤観光
住所/美唄市進徳町1区 TEL0126-62-6037
営業時間/11:00〜20:00  休日/月曜定休(祭日の場合は営業します)
URL/http://www.bibai.com/fujikankou/

投稿者:PiPa運営事務局1(2009-10-05)

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